ASEAN 健康サプリメントの動向

経済発展に伴いセルフメディケーション意識が向上

2014年2月アセアン経済閣僚会議が開かれ、その中でアセアン健康サプリメント協会と食品サプリメント協会国際連合はアセアンの伝統的健康サプリなどに国際的調和と評価のスコアカードをつくり業界が直面している実装ギャプや課題を特定していくこととなった。

スコアカードはASEANが14規格とラベリング、組成、品質、安全性、及びプロダクト・ブレイスメントの分野で2015年末までに50%以上の達成を見込みASEAN経済閣僚、事務総長に配布された。

ASEANでの健康補助食品の市場は48億ドルと推定され、中間所得層の増加がアセアン健康ライフスタイルを推進していき、可処分所得の増加は更に雇用も生みだすと考えられています。

ASEANの食品サプリメント市場の規制や課題をグローバル化のなかにどう対応させていくかが大きな課題となる。

このような中で2014年7月14日インド(IADSA)と中国(CFDA)は関係10周年を盛大に祝い、アジアにおける二つの超大国の急接近は医薬、健康サプリメント業界以外にも気になるところも多い、さらに27億人の大市場だけに注視する必要である。

ASEAN: タイ、インドネシア、マレーシア,フィリピン、シンガポール、ブルネイ


              アジア全体の健康サプリメントの状況は

アジアの健康食品市場は、中国や台湾、韓国、東南アジアの主要国が牽引役となり、2桁成長を維持している。中でも、東南アジア地域においては、急速な経済成長に伴う所得水準の向上、消費意欲の高まり、人口の増加などを背景にここ数年急拡大している。

成長が著しい台湾、韓国、インド、タイ、シンガポール、ベトナム、インドネシア、マレーシアの8ケ国における市場規模は2013年度で前年比11.4%増となった。東南アジア各国では、経済発展に伴いセルフメディケーション意識が向上。

これにより、サプリメントや栄養強化食品の需要が高まっている。中でもインドやインドネシアでは生活習慣病患者が増加していることから、「ダイエット」「コレステロール調節」「血糖値上昇緩和」といった生活習慣病カテゴリーが注目を集めている。また、台湾、韓国、シンガポールの先進国では、健康ニーズが多様化しており、「美容」「関節痛緩和」「脳老化防止」といったカテゴリーも成長している。

アジアの健康食品市場は、2011年度で8兆7,700億円、2012年度には対前年比9.8%増の9兆6,300億円、2013年対前年比11%増10兆690億円である。

世界的にみても、アジアの健康食品市場は大きく、成長性も高い。同市場を牽引しているのは中国や台湾、韓国、東南アジアの主要国である。今後も国民の健康ニーズの高まりと購買意欲の高さから、大きく拡大する見込である。

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