失敗は成功のもとか

 

一億、中産階級なんてことばが勝手に踊りだしたころから、先進国だから偉いなどと思い違いも重なると言わば上から目線になってしまいます。それに、近頃はご自分に自信がある方が多くなりました。名刺や手紙の名前にわざわざMBAなん入れるのも滑稽なる一つです。無知は罪ですから学ぶのはとても良いことなのですが、でも、その自信は過信となり失敗につながる最大の敵です・・・。進出する国や人々を尊重しなければ成功はあろうはずはないのです。他国で商売させていただき儲けさせていただくことを肝に銘じておく必要があります・・・・。

 

海外に進出する場合もっとも大切なのは、情報をとり戦略を立てその通り順調に進むことです。当たり前ですが予測を誤った場合の実践力(現場力)も必要です。高い出張費と時間を使い、新たな市場を求めにいくのですから当然なことです。

その上に重要なのは、海外の第一線に赴く出張者です。まだ記憶に新しいと思いますが、3.11を思い出して下さい。沢山の日本人が亡くなりました。これは予告は無かったのでテロとも言えませんが、米国政府に対する報復には間違いありません先進国でも何が起きるかわかりません。

近頃ではアルジェリアで日本企業で働く人たちが、現地人の過激派に襲われ、沢山の犠牲者を出しました。アルジェリアと日本の関係はと言えば、かつてはアルジェリア独立運動にを助けた日本の政治家がいて、日本は当時から最恵国とブーメジアン大統領からも賛辞が贈られました。ところが近年はどうでしょうか日本政府のきちんとした外交がおざなりにされ、海外から親日の声は全くと言っていいほど聞こえてきません。親日派と思っても時が変われば危険です。

また、インドネシアでは地震で亡くなった日本の方もおられます。どのような事情であれ亡くなったということは変わりません。しかし天災などの不可抗力は中々避けられませんが、テロに合いそうな地域や国、戦地となりえる地域や国は情報と経験によりある程度は避けられます。 

海外に出ることで会社の利益を上げるのも大切ですが、一番大切なのは何よりも命です海外で活躍する日本人は沢山いらっしゃいますが、安全情報とか五感などを使って分りうる危険は避けなければなりません。

今回はロシア市場での自際の出来事をお伝えしながら、海外進出の基本的なお話をしたいと思います。

1、他国の市場に参入する礼儀、

 グローバル化し海外進出は以前よりビジネス環境はかなり良くなりました。しかし海外で仕事をしていく上で重要 なことは、その国で仕事をさせていただき利益を上げさせていただくという謙虚で紳士(真摯)な態度です。
 おうへいな態度は言葉が通じなくても伝わります。残念ですが昨年、弊社のクライアントに対して二度と連れてこないように言われました。このようなケースです。

 

 

2、安全な市場、,新興国に安全安心は無いと思った方がいい。

 今、発展している国は途上国です、だからビジネスチャンスが沢山あります。日本の1960年代を想像してみてく ださい。日本も同じような過程で成長しました。ですから途上国の今後の予測もおおよそ見当が付きます。
 また、アジアでは過去の日本との関係をいまだに忘れません。ちょっとしたきっかけで過去の歴史がわいてきま す。習慣の違いだけではなく、言葉にも注意を払う必要があります。

 

3、市場を一番知っているのは現地人、実際に生活する人

 コカ・コーラーやMハンバーグを日本で最初に販売したのはアメリカです。でも実際に日本で売ったのは日本人 です。 それもお米屋です、何故でしょうか、お米は当時、米穀通帳が無ければ買うことができず国が管理していました。そこで地域の各家庭を知り尽くしていたのは主食を販売していたお米屋です 。タケダプラッシーという天然果汁飲料や即席ラーメン(都一)もお米屋が配達していました。市場を知り尽くした人が売るのが良くお分りになったとおもいます。ただ習慣や環境も異なる訳ですから、現地を理解して尊重する必要があります。

 

4、安全確保  人的、物、流通、税金、回収、信頼

 信頼できる人が海外にいないのなら、まずつくらなければなりませんが一朝一石にはできません。
 海外で事業展開する場合、様々な疑問は現地の当法人スタッフがご支援致しますので安心してお任せ下さい。
 是非、信頼でき、幅広い人脈をもつコンサルタントなどが必要です。

 



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